火災保険の加入は住宅ローンの組む際に必要なの？
火災保険には法律的な義務がありませんが、ほとんどの銀行では住宅ローンの組む際に加入が要求されることが一般的です。
つまり、実質的には「加入必須」となる保険です。
なぜなら、火災保険に未加入の状態で火災が発生し、修繕費用が数億円以上になった場合、自己負担で支払わなければならないからです。
日本は自然災害の多い国であり、火災保険に加入しないことは非常に大きなリスクを伴います。
参考ページ：火災保険の基礎的知識｜住宅ローンを利用の場合利用期間以上が必要
火災保険の補償範囲はどのようになっているの？
通常、火災保険は不動産の建物に生じた損害を補償する契約です。
ただし、特約を追加することで家財などに対する補償もすることができます。
建物とは不動産の建築物の一部で、門や塀、倉庫、車庫などが含まれます。
一方、家財とはテレビや冷蔵庫、家具、洋服などを指します。
建物は不動産に付随していて動かすことができず、家財は不動産の中にあり移動できる物と区別されます。
通常、火災保険の補償範囲は建物のみです。
そのため、家財も補償したい場合は、家財が含まれる火災保険を選択する必要があります。
ただし、火災保険による家財の補償は災害による損害に限定されます。
引っ越し中の破損や子供のいたずらによる破損などは通常補償されません。